2020/10/22 22:15
皆さまこんばんは!Shunです!
今回のブログはRav drumを紹介させていただきます!
2020年。大変なご時勢ではありますが、
ドラマー、パーカッショニストとして、
とにかく癒しの音楽を届けたい!という想いからこの楽器に出会うことができました。
初めてRavを知ったのが2020年5月。
外出自粛をしている中で、家で音が出せて癒しの音が出る楽器はないかと探していました。
ドラムやパーカッションは中々家では音が出せないので基本はリハーサルスタジオに行って練習などしています。
そんな中、友人のパーカッショニストから教えてもらったのがRav drum。
Rav drumはロシアで2013年に作られたハンドパンの一種です。
ハンドパンとその原型にあたるスチールパンの歴史に遡ります。
スチールパンはトリニダードで生まれた世界で一番癒しの音が奏でられるアコースティック楽器として有名です。
スチールパンが生まれたトリニダード・トバゴでは、19世紀半ばに当時占有していたイギリス政府によりドラムの使用を禁止された人々が身近にあったビスケットなどのカン類などを楽器として使用し始めたそうです。
そうした中、とある方が1939年にぼろぼろになったドラム缶を直そうとしていた際、
叩く場所によって音が違っていることに偶然気付き、スチールパンの元となるものを作り出したと言われています。
1960年代以降、多くのスチールパンバンドが北中米を中心にワールドツアーを行いました。
ジョン・レノンの「ビューティフル・ボーイ」やグローヴァー・ワシントン・ジュニア&ビル・ウィザーズ「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス」、ザ・ビーチ・ボーイズ「ココモ」などの楽曲にも取り入れられ、一躍世界的に有名な楽器となり、「20世紀最後にして最大のアコースティック楽器発明」と呼ばれており、1992年にトリニダード・トバゴ政府により、正式に「国民楽器」に認定されたのです。
そして2000年頃、スイスのスチールパン工房であったPANArt社が、スチールパンから発展させた楽器、「Hang」を発表しました。
素手でたたけるスティールパンとして、アジアや中東圏の打楽器の特徴をも兼ね備えたこの楽器は、欧米を中心にすぐに人気が広まったのです。
そんな中、「Hang」が入手困難と言われた2013年、ロシア西部の工業都市PermにてRav drumは誕生しました。
2年間プロトタイプ時期を経て、2016年前後に正式にリリースされました。
スチールパンやハンドパンは職人が一つ一つ手造りで製作されていて、チューニングは職人の手によってハンマーなどで少し叩いて調整され、素晴らしい音色を奏でます。
Rav drumは上記楽器と同じく鋼鉄(スチール)素材ですが、
レーザー加工によるスリット(線)が入れられ、ドーム状の空間で反響させて音を奏でます。
型やレーザーの技術の向上により、
Rav drumは正確なチューニングと型を成すことができたのです。
今では四つのRav drumに囲まれ、日々オリジナルの曲を作っています。
Rav drumオリジナル曲によるオンラインライブも近づいて来ましたので、
是非、よろしくお願いいたします!
日時:2020年10月24日(土) 21:00 ~ 22:00
Shun Iwasawaチャンネルにて
https://www.youtube.com/channel/UCpB0yqLQ2bi6UXN-i3V05AQ?view_as=subscriber
そしてinstaglam (https://www.instagram.com/mq.shun/)
にて楽器紹介動画をご紹介していますので是非ご視聴ください!
皆さま寒くなってきましたので体調等お気をつけください。
それではまた!